牛乳ブロック  HOME  戻る

 2014年9月、尼崎北高校1年1組(環境類型)の生徒が、エコアートの1つとして、1000個以上の牛乳パックを集めて製作。
 単なる牛乳パックを用いた製作物ではなく、牛乳パックの形はそのままに、8個前後のパックをホチキスで接合してブロックを作り、これをブロック遊びのように合体させて、様々なものを組み立てるという画期的?な企画。
 教師になった頃から、何度も文化祭クラス企画の候補として提案して来ましたが、他の企画に決まり、なかなか実現できませんでした。
 2008年には上の設計図を発表し、育友会の協力も得て、2000個近い牛乳パックを集めながら、急に転勤することとなり計画は頓挫。生徒会メンバーが意志を受け継いで計画を続行させてくれましたが、組立分解式にすることはできませんでした。2012年には、牛乳パックは集め始めたものの、クリスタル通天閣製作に集中したためにできず、今回ようやく、夢を実現することができました。
 各ブロックの製作は、かなり根気のいる作業でした。
 リサイクル可能とするため、塗料や接着剤は使用せず、同種のパックを集めてブロックにしました。
 文化祭1日目は、リサイクルのシンボルとして「牛乳パックで作った牛乳パック型の家」を製作。
 1日目終了後、ブロックに分解し、何を作るかをその場で考えて試行錯誤で組立て、2日目は、天井までの高さの小さなタワーと、記念写真用の壁(写真右奥)に変身させました。ブロックの凹凸の深さを牛乳パックの幅に合わせて決めたので、横向きのブロックを差し込むこともできます。
 1年1組は文化祭で、この「牛乳ブロック」の他、「変身キャップアート」、環境映画「エコレンジャー」、環境行事のまとめのパネル展示プレゼン合唱コンクール決勝出場と、1学年分くらいの出し物を1クラス40人で行いました。よく頑張ったと思います。
 そして、2ヵ月後のオープンハイスクールでは、ペットボトルアートを守るためのフェンスとして再登場させました。
 本校では、通称「ジャイアントレゴ」として親しまれていたのですが、全国統一規格で、ジェットコースターに続く新たなファミリーができれば楽しいかもしれません。
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"Milk Carton Block" produced by 1-1 and E.Yoshida