コアンダ1910  HOME  戻る

 ルーマニアの発明家コアンダが1910年に製作。
 翼形は古風な複葉機だが、実は時代に先行したジェット機
 パリで開かれた航空サロンでは「プロペラのない飛行機」として注目を集めた。
 レシプロ(プロペラ)エンジンとジェットエンジンの中間的な構造で、地上試験中に誤って発進、飛行し、墜落した。
 同様のエンジンではカプロニ・カンピーニCC2(1940年イタリア)、完全なジェット機ではハインケルHe178(1939年ドイツ)が、30年後にようやく初飛行している。
型紙(裏面)PDFファイル(7kB)・・・A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
型紙(表面)PDFファイル(18kB)・・・用紙を裏返してプリントアウト。
 注:裏面を印刷することにより、V字尾翼の中央を着色する。
☆作り方
  1. 「右」の機首裏に1cm×4cmの両面テープでくるんだ1円玉を粘着。
  2. 「左」を接着。
    注:V字尾翼の中央は接着しない!
  3. 「尾翼の裏」を接着。
  4. 「主翼(上)」の中央部を胴体に接着。主翼(下)の支柱を主翼(上)の裏に接着。
  5. 写真を参考に主翼に上反角をつける。
  6. 翼の平面性、胴体の曲がりを直す。
  7. 主翼には、かすかにキャンバー(断面の中央が盛り上がる型)をつける。
☆調整
 ・安定性があまりよくないので、ゆっくり飛ばす。
 ・直進しないとき
→V字尾翼を立てて、間隔を狭める。
 ・に曲がるとき
→胴体を少しに曲げる。
 ・
 ・浮きがるとき→水平尾翼の後端を少しげる。
 ・おじぎするときげる。
☆実機データ
1910年初飛行
全長 12.5m全幅 10.3m自重 420kg
エンジン 液冷50馬力最大時速航続距離

"Coanda-1910" produced by Eiichi Yoshida