スパッドA2  HOME  戻る

 第1次世界大戦初期、機首にプロペラのある牽引式戦闘機の操縦席から前方に機関銃を撃つのは、プロペラが邪魔で困難だった。
 そこで、様々な試みがなされ、推進式(プロペラが後ろ)のデ・ハビランドD.H.2や、プロペラ同調式機銃フォッカーE.Vが開発された。
 本機は、そんな研究の中で、フランスで生まれた珍機中の珍機。
 プロペラの前に、銃座(機関銃を撃つゴンドラ)を付けるという苦肉の策で、約50機生産されたが、飛行性能も低く、銃座がはずれることもあり、すぐにロシアに売り飛ばされた。
型紙PDFファイル(21kB)
 A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
☆作り方
 ソッピース キャメルのページ参照。
 完成写真を参考に、1円玉の上に、両面テープで「機首カバー」を粘着。
☆調整
 ・左右に曲がる

→主翼の平面性、ねじれを直す。
→胴体を微妙に曲げて調整。
 ・上下→水平尾翼の後端を、上下に微妙に反らせて調整。
☆実機データ
1915年初飛行
全長 7.9m全幅 9.6m全備重量 670kg
エンジン 空冷110馬力最大時速 140km航続時間 180分
武装 機銃×1

"Spad A2" produced by 吉田英一