DNA簡易型  HOME  戻る

 標準型では三角柱の塩基対を平面にし、誰でも簡単に製作できるようにしたモデル。
 真横からの視認性は失われたが、糊付け不要で差し込むだけで二重らせんが完成。
 らせんの角度を出すための三角板と、軽さのおかげで、直径60mm以下で1周期+1段=11段程度であれば、付属のスタンドに差し込んで自立可能である。
 (自立させずに、ペットボトルに入れたり、糸で吊してもよい。)
 小さいものでも作りやすく、また頑丈で自立しやすい。
 ペットボトルの中に入れる従来の方法も美しいが、最近、変形ペットボトルが増えて入手しにくくなったこともあり、自立することのアドバンテージは大きい。
 また、1時間の授業時間中に楽に完成させることができ、ボンドも要らない。
 模型にはこだわりより割り切りも大事だと考えるので、高校生に伝えるべき二重らせんと相補性を示し、塩基配列の変更も可能な本モデルで必要十分な気もする。

☆型紙PDFファイル・・・B5の180Kケント紙(推奨)にプリントアウトする。
               上質紙でもよいが自立させる場合は紙に腰の強さが必要。
 ・直径60mm・B5用・11段分(57kB)・・・自立可。ペットボトルにも入る。
 ・直径60mm・B4用・11段分×3組(77kB)・・・大量生産用。
 ・直径50mm・40mm・30mm・A4用・11段分×3組(73kB)・・・ミニチュアセット。
 非営利の授業などではご自由にお使い下さい。Eメールでご一報下さればありがたいです。

☆作り方
  1. ものさしとインクの出ないボールペンなどで、折り線(点線)に筋を引く。
  2. 部品(塩基対--)の輪郭を切る。(切り込みを忘れないように)
  3. い点線を谷折り、い点線を山折りして、塩基対を完成させる。
  4. 1段目(最下段)の塩基対を、自立用スタンドに差し込む。
  5. 2段目の塩基対を1段目の上に、X字に重ねて差し込んでつなぐ。
  6. 同様にして、2重らせんを組み上げてゆく。

"DNA model" produced by 吉田英一