秋水  HOME  戻る

 メッサーシュミットMe163Bの設計資料を、ドイツから潜水艦で持ち帰り、国産化したロケット推進の試作戦闘機。
 高速と上昇力を生かして、日本のプロペラ戦闘機では歯が立たなかったB-29爆撃機を迎撃しようとして、切れ味の鋭い日本刀の名から「秋水」と命名、珍しく陸・海軍共同で開発が進められた。
 終戦1ヶ月前の七夕の日に初飛行には成功したが墜落、操縦士は死亡、機体は大破した。
 2002年、三菱重工が実機を復元したということで作ってみた。
型紙PDFファイル(16kB)
 A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
☆作り方・・・スペースシャトルを参照。
 型紙を切り抜き、出ないボールペンなどで筋をつけて折る。
 胴体(左)と(右)を木工用ボンドで接着。
 1円玉を両面テープで包み、機首に(水平に)挟み込み粘着。
 主翼の後端を写真のように、わずかに折り上げる。
☆調整
 ボンドが乾くまで、触らずに我慢しよう。
 紙飛行機は、製作よりも、調整がたいへん。
 胴体や翼のゆがみ、曲がりを直す。
 軽く飛ばしてみて、根気強く調整。
 上昇下降、左右旋回、全てを主翼の左右の後端のわずかな調整だけで行うので、ふつう型の飛行機よりたいへん。
 右に曲がるとき → 左の後端をわずかに上げる。
             または、右の後端をわずかに戻す。
 左に曲がるときは逆の調整。
☆実機データ
1945年初飛行
全長 6.1m全幅 9.5m全備重量 3870kg
ロケット推力1500kg最大時速 800km(予測)航続時間 4分
武装 30mm機銃×2

"Mitsubishi Shusui" produced by 吉田英一