航研機 HOME 戻る 「より速く。より高く。より遠くへ」は、陸上競技だけの話ではなく、航空機においても、速度、高度、距離の記録が競われてきた。 第1次大戦と第2次大戦の大戦間は各国で記録への挑戦が試みられたが、自動車もほとんど走っていない状況で航空大国を目指した1930年代の日本で、長距離飛行記録への挑戦のために作られたのが本機。 空気抵抗を減らすため、飛行中は前が見えないのを覚悟で風防(窓)の飛び出しをなくし、当時の飛行機では飛び出したままだった車輪を、苦心と失敗を重ねて、完全引き込み式にした。 そして1938年、62時間23分かけて、木更津−銚子−太田−平塚の周回コースで、1万1651kmの航続距離世界記録を達成。 3日間、不眠不休で操縦し続けた乗務員の忍耐は驚異的で、日本の世界記録樹立は、歴史上、この1回だけである。 この航研機が、航空100周年の2003年に復元され、青森県三沢市の航空科学館で展示されることとなった。 ☆型紙PDFファイル(19kB) A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。 ☆作り方PDFファイル(8kB) 零戦21型のページ参照。 ☆調整 水平尾翼の後端を、わずかに上下に反らせて調整。 ☆実機データ
"Koken Long Range" produced by 吉田英一 |