96式艦上戦闘機  HOME  戻る

 軍用機を欧米からの輸入やライセンス生産に頼っていた日本は、1932年にスタートした「航空技術自立計画」で、純国産機の開発に挑む。
 1935年、後に零戦を生み出す三菱の堀越二郎技師らが設計した本機が完成。
 徹底した重量軽減と空気抵抗の軽減により、高速性能と、優れた運動性を発揮。世界の水準を超えた歴史的な機体。
 落下式の増槽(燃料タンク)も初めて採用された。
 中国大陸上空で、無敵の戦いを見せ、その技術は零戦に受け継がれ、陸軍の97式戦の開発にも利用された。
 完成写真は、初期の塗装。
型紙PDFファイル(21kB)
 A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
作り方PDFファイル(8kB)
 零戦21型のページ参照。
 実機は、主翼の途中から上半角がつくが、ここでは根元から。
☆調整
 水平尾翼の後端を、わずかに上下に反らせて調整。
☆実機データ(性能は96式4号の数値)
1936年初飛行 (原型機は1935年)
全長 7.6m全幅 11.0m全備重量 1670kg
エンジン 空冷785馬力最大時速 435km航続距離 1200km
武装 7.7mm機銃×2

"Type96 carrier fighter" produced by 吉田英一