エアロソアラ(タカラトミー)  HOME  戻る

 超小型リモコンカーとともに親戚の小学生に買った、これも驚きの製品。
 室内で飛ばせる紙飛行機「ミニ飛行機博物館」を作っている自分にとって、単なるグライダーではなく、プロペラで飛び、リモコンで自由に操縦できるというこの製品は衝撃だった。
 発泡スチロールの翼と胴体、超極小モーターにより、機体重量はわずか 3.5g。赤外線通信のコントローラーにより、プロペラの回転数の調節、上昇・下降、左右への旋回と、自由に操縦できる。
 屋内専用で8畳の広さがあれば飛行可能なようだが、メーカー自身が対象年齢を15歳以上とし「うまく飛ばすには調整と練習が必要です」と注意書きしているように、操縦は非常に難しく、かなりの練習と調整が必要なようで、小学生が買ってきてすぐに簡単に飛ばせる製品の出現には、あと数年必要に感じる(時間の問題だろうが) これは、ある意味安心した。こんなスゴいモノが簡単に飛べば、誰も自分で折り紙飛行機や紙飛行機を作って遊ばなくなるだろう。ある意味、困った時代になったものだ。
 ただ、操縦が難しいのはメーカーの責任ではなく、単なるグライダーの紙飛行機でも調整には試行錯誤と時間を要する。まして動力飛行機の操縦となると、自転車(バイク)でも練習しないと倒れるのだから、空中を自由に飛ぶのは至難の業だと思う。
 また、この機体に耐久性がないのは仕方がないので、機体が壊れた後に残ったコントローラーと超極小モーターを利用して、自分のデザインした機体を作るのも面白いかもしれない。体育館で飛ばすことを前提で、もう少し翼の細長い大きめの機体を作れば安定して操縦しやすいかもしれない。
 ところで、取扱説明書の注意書きに面白い絵が描かれていた。パンばさみで掴まない。ヒモをつけて引きずらない。野球のように力一杯投げない。忍者の手裏剣のように回して飛ばさない。プロレスのチョップのように乱暴に叩かない。フェンシングのように突かない。・・・・・・。PL法対策なのかジョークなのか?

Garakuta-Note 2007.1.3