B-29スーパーフォートレス  HOME  戻る

 第2次世界大戦で、日本を降伏に追い込んだアメリカの4発(エンジン4基)爆撃機。
 日本の爆撃機の10倍近い最大9トンの爆弾を運び、100km/時以上速く飛べ、最新鋭のノルデン爆撃照準器とレーダーで目標を捉え、計算機を連動させて精密爆撃した。
 排気タービン(ターボ)付エンジンで、空気の薄い1万mの高空でも高性能を発揮。通常エンジンの日本の戦闘機は上がるのが精一杯、地上の高射砲の弾丸も届かなかった。
 また、0.2気圧、マイナス50℃の外気でも、乗員は、現在の旅客機と同じ与圧キャビンの冷暖房の中、酸素マスクや防寒着なしで快適に行動できた。
 自動操縦装置敵味方識別装置を備え、防御力も強力で、4基の遠隔操作砲塔などに合計11基の機関銃を載せた「超空の要塞」(Superfortress)、当時の超ハイテク兵器だった。
 東京大空襲など、合計17万トンの焼夷弾と爆弾の投下で日本中の都市を焼き尽くし、さらに、1945年8月6日には広島、9日には長崎に原爆を投下し、8月15日、日本は無条件降伏した。
 本機を開発したボーイング社は、戦後も、B-52爆撃機、727、747ジャンボジェットなどの大型機を生み出した。
型紙PDFファイル(23kB)
 A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
☆作り方
 ・「右」の機首裏に、1cm×4cmの両面テープでくるんだ1円玉を粘着。
 ・補強部分を折り返して接着。
 ・「左」を接着。
 ・「尾翼の裏」、「主翼の裏」を接着。
☆調整
 上半角を付け、翼の平面性を保つ。
☆実機データ
1942年初飛行
全長 30.2m全幅 43.0m全備重量 50トン
エンジン
空冷2200馬力×4基
最大時速 587km/時航続距離 9380km

"Boeing B-29 Superfortress" Produced by 吉田英一