震電  HOME  戻る

 第2次世界大戦の終わり頃、ふつう型のプロペラ機の性能が限界に近づいたため、変わったスタイルの飛行機が開発された。
「震電」は、日本海軍が試作した、尾翼が前にある先尾翼形式の戦闘機で、主翼と、プロペラが後方にある。
 空気抵抗が小さいため高速が期待でき、前方に邪魔なプロペラがないため、機首に強力な武装を集中できたが、数回の試験飛行をしたところで終戦を迎えた。
 後ろにあるプロペラは、操縦士の脱出には危険で、プロペラを爆薬で吹き飛ばしたり、座席を爆薬で発射する仕組みが考えられていた。
 紙飛行機としての飛行性能はもうひとつなのですが、室内でカタパルトで飛ばすには十分なのでアップしました。ただし、かなり高速で飛びます。
型紙PDFファイル(19kB)
 A4の180K上質紙orケント紙にプリントアウト。
☆作り方
 完成写真を参考に、ボンドをつける前に仮組みしてから作る。
 完成してボンドが乾いたら、主翼のねじれと平面性を、しっかり直す。
☆調整
 ・左に曲がる
→右の主翼の後端を、わずかに上に反らせる。
 ・右→左
☆実機データ
1945年初飛行
全長 9.8m全幅 11.1m全備重量 5230kg
エンジン 空冷2030馬力最大時速 750km(計画)航続距離 1000km
武装 30mm機銃×4

"Shinden" produced by 吉田英一