宮城県の春蘭は松島産の素心が有名ですが、色花や柄物なども色々と発見されてきて、最近では新種発見の意欲に燃えている方々が非常に多くなってきております。 |
![]() 「乙女素心」(おとめそしん)乙女芸素心 発見者 下山 富士雄氏 採取地 松島町(昭和35年採取) 銘名者 下山 富士雄氏 特 徴 所謂乙女芸で舌の奥にピンクの 部分が有ります。 後に同芸の株が何株も採取され て今ではグループ名の様になっ ています。 ![]() 「翠鳳」(すいほう)素心花 発見者 山田 英男氏 採取地 松島町(昭和54年採取) 命名者 山田 英男氏 特 徴 平肩大輪花で、花色が濃くて ビロー ド地の光沢を発する名花です。 まだ普及していませんが、今後の県 産素心を代表して行く品種と言える でしょう。 ![]() 「聖風」(せいふう)素心 発見者 吉田 栄吉氏 採取地 松島町(昭和48年採取) 銘名者 吉田 栄吉氏 特 徴 「高風」と同所にて採取。 非常に形の良い花だが、木に力が付 かないと花芽が付きづらいのが一寸 残念な所です。 ![]() 「仙台素宝」(せんだいそほう)子宝咲き素心花 発見者 飯沼 孝一氏 採取地 松島町(昭和36年頃採取) 銘名者 山司 男七氏 特 徴 素心にして子宝咲きと言う2芸品 です。 親花も正形花(乙女芸)で見ごた えが有り希有な素心です。 もとは単に素宝と呼んでいたが同 名の登録品が出たので、この名称 になりました。 ![]() 発見者 飯沼 孝一氏 採取地 松島町 銘名者 山司 男七氏 特 徴 現在宮城県(松島産)を代表する 品種で紺地の大葉性であり、葉繰 りも良く丸弁で濃緑色の飛肩に近 い咲き方をする堂々とした花です。 ![]() 「凌雪」(りょうせつ)素心花 発見者 氏家 正資氏(当会相談役) 採取地 松島町 銘名者 黒崎 陽人氏 特 徴 いわゆる松島系の素心であるが、 最大の特徴は花弁に白く陵を現す ところです。 ![]()
「玉堂」(ぎょくどう)赤覆輪花
発見者 氏家 正資氏 採取地 太白区秋保(昭和38年採取) 銘名者 黒崎 陽人氏 特 徴 花は緑弁に赤色の覆輪がかかり 「日輪」と同芸です。 全国的にも赤覆輪花は少なく、 本県産の貴重な品種です。 ![]() 「伊達胡蝶」(だてこちょう)胡蝶咲き 発見者 伊藤 晋氏 採取地 大和町(昭和63年採取) 銘名者 長澤 義文氏 特 徴 銘品の「胡蝶の舞」と同芸です。 この花はそれに比べてやや大輪で、 多少赤点が多めのせいか艶やかな 印象を受けます。 ![]() 「福娘」(ふくむすめ)豆花 発見者 菅井 稔氏 採取地 松島町(昭和58年採取) 銘名者 菅井 稔氏 特 徴 小輪ですが中国春蘭の「寰球荷鼎」 に似た荷花弁の良花です。 宮城県産の春蘭(その他) 品種名 特 徴 採取場所 採取年 採取(命銘)者 高 風 覆輪・素心花 松島町 昭和37年 下山富士雄氏 (全日蓮 登録) 光 陽 中透色花 小野田町 昭和39年 石井正一氏 (全日蓮「紅鶴」として登録) 国士無双 円弁兜咲き花 松島町 昭和56年 浅野喜英氏 五大堂 大輪長円弁素心花 松島町 昭和45年 浅野喜英氏 琥珀殿 黄花素心 福島県境 昭和54年 高橋栄氏 (全日蓮 登録) 紺碧の花 準素心 松島町 昭和40年 飯沼孝一氏 鷺 娘 乙女芸大輪素心花 利府町 昭和43年 大須賀博雄氏 紫 仙 紫色花,蛇皮斑 宮城町 昭和44年 山司男七氏 秀 麗 八重咲き奇種, 小野田町 昭和35年 石山正一氏 翠少女 素心花 松島町 昭和49年 半崎正記氏 翠松露 大輪素心花 松島町 昭和 年 半崎正記氏 酔 蝶 縞花,やや生田が掛る 松島町 昭和54年 山田英男氏 蜻蛉梅 梅弁花「翠桃」に似る 松島町 昭和41年 下山富士雄氏 伊達兜 兜咲き花 秋保町 昭和40年 高橋美水氏 鶴の舞 素心花 名取市 平成 3年 北川宗衛氏 白 帝 梅弁素心花 松島町 昭和45年 下山富士雄氏 白 耀 白花 松島町 昭和57年 菅井稔氏 英 中透縞斑 松島町 昭和57年 山田英男氏 福禄寿 荷花弁豆花 宮崎町 昭和36年 石山正一氏 鳳鳴殿 中透縞(未開花) 作並町 平成 2年 長澤義文氏 北 斗 散斑縞黄色 石巻市 昭和 年 小出文男氏 (全日連 登録) 梵天丸 豆花 丸森町 平成 2年 長澤義文氏 和 風 梅弁白舌双頭花 松島町 昭和 年 吉田勇蔵氏 (東北蘭愛好会調査:抜粋) |